PROモード

全ての点火タイミングをフルコン同様にMAPに書き込むPROモードを使い設定します。
PROモードは、フルコン同様に点火MAPを1から製作します。入力した点火時期がそのまま実行されます。 入力値は、点火させたいクランクの上死点前角度になります。
「10度」の入力値の場合、クランク角度が上死点から見て「10度前の時」点火するという意味です。ボアアップとストロークも変更したようなハードチューニング車等ノーマル点火MAPをベースと考えにくい場合、フルコン同様に点火MAPを1から設定していくことが出来ます。 点火MAPは幾つでも保存可能です。エンジン回転(500回転毎)とアクセル開度(5%毎)に設定可能。 ドエルタイムの変更も可能ですので、ビックコイルなどの本来の性能を引き出すことができます。
また、点火マップを作るのに自信が無い方はノーマルECU点火時期に対して進角/遅角設定ができるEASYモードに切り替えて使用する事も可能です。

Semi-Full PROドエル時間設定/温度補正

ドエルタイムとは

トランジスタ点火の場合、点火前にコイルに対し通電を行います。この通電時間をドエルタイムといいます。
通電時間後、通電をやめたところが点火時期となり、点火時期から上死点までの角度が点火角度(進角値)となります。
ドエルタイムはアクセル開度に関係しないので、設定はエンジン回転毎となります。設定を変えることにより大きな点火パワーを引き出します。強化コイル/BIGコイル等の性能をフルに引き出すことが出来ます。
ドエルタイム調整画面では、ECUが出力したドエルタイムを縮めたり、伸ばしたりすることが出来ます。

ドエル時間設定 / 温度補正画面

点火時期設定画面の右上右から2つ目の 画面上矢印上下ボタンをタップすると下のメニューが現れます。

ドエル時間/温度補正をタップするとドエル時間設定/温度補正画面が表示されます。
左上矢印で点火時期設定画面に戻ります。

ドエル時間設定

ドエル時間設定画面

設定したいところをタップすると数字キーが表示され、直接数字を入力することが出来ます。
下の数値が上のグラフに反映します。

※ここで変更しただけではSemi-Fullには反映されません。点火時期設定画面のメニューから「Semi-Fullへフル点火マップを書込」を行う必要があります。
※ドエルタイムの設定は、強化点火コイルなどへ交換した場合などに有効です。ドエルタイムを長くしすぎると、コイルの発熱が大きくなり故障の原因になります。短すぎると通電不足となりますので変更にはご注意ください。

温度補正

温度補正画面

エンジン温度による点火時期の進角/遅角を行います。
温度が高くなった時に遅角させることにより、エンジン出力を落としてエンジンを守ることも出来ます。
設定したいところをタップすると数字キーが表示され、直接数字を入力することが出来ます。
下の数値が上のグラフに反映します。

※ここで変更しただけではSemi-Fullには反映されません。点火時期設定画面のメニューから「Semi-Fullへフル点火マップを書込」を行う必要があります。
※ドエル時間設定データと温度補正データはフル点火マップデータと一緒に管理されています。データ保存、データ読み出し、Semi-Fullから吸出、書込み、照合等はフル点火マップデータのSemi-Fullとのデータとのやりとりで同時に行われます。フル点火マップデータの書込みを行うとドエル時間設定データと温度補正データも同時に書込みされるのでご注意ください。独立させることはできません。